コラム

身元保証とは? 老後の“不安の穴”を埋める仕組み

高齢化が進む日本では、
「頼れる家族がいない」
「子どもに迷惑をかけたくない」
そんな思いを持つ方が年々増えています。

その中で注目され続けているのが、“身元保証”という仕組みです。
入院や施設入居の際に求められる“保証人”。
これを、家族の代わりに引き受けるサービスが「身元保証」です。

なぜ身元保証が必要なのか?

病院や福祉施設は、リスク管理や緊急時の連絡先として
「保証人・身元引受人」を必ず求めます。

しかし現実は…

  • おひとり様
  • 子どもが遠方
  • 家族と疎遠
  • 兄弟は高齢で頼れない
  • そもそも誰にも迷惑をかけたくない

こうした事情を抱える人は増える一方です。

実際、施設の入居時に8〜9割が保証人を要求すると言われています。
身元保証は、現代の“家族の代役”として存在しています。

身元保証がカバーする内容

身元保証は「名前を貸す」だけではありません。
施設・病院・行政などに対して、家族のように“責任を持って動く”役割を果たします。

代表的なサポート範囲

  • 施設・病院の入退院の保証人
  • 緊急時の連絡窓口
  • 医療同意の代行(※法的範囲内)
  • 行政手続きの支援
  • 生活上のトラブル対応
  • 金銭管理のアドバイス
  • 退院後の生活サポート

「もしもの時」に、真っ先に連絡がくる“あなたの味方”のような立ち位置です。

身元保証と“死後事務”の関係

身元保証は“生きている間”を守るサービス。
しかし 死後の手続きは対象外 です。

そこでセットで必要になるのが
死後事務委任契約。

これにより…

  • ご遺体の引き取り
  • 葬儀の手配
  • 役所・年金・保険の届け出
  • 銀行口座の解約
  • 施設退去・荷物引き渡し
  • 公共料金の停止
  • 閉鎖手続き

など、家族が通常やる作業を第三者が行えます。

→ 身元保証と死後事務をセットにすると、
生前〜死後まで“丸ごと”穴が埋まるわけです。

誰が身元保証を提供しているのか?

提供者は、大きく3つに分かれます。

① NPO法人・一般社団法人

費用は安め。地域密着だが、対応範囲に限界があることも。

② 民間企業(保証会社)

対応が早い。見守りや緊急サポートなど“手厚め”。

③ 弁護士・司法書士

法的対応に強い。費用は高め。

シニアフルの強みは“垂直統合”

一般的な身元保証では

「生前」
「死後」
「相続」

これらが別々の会社になります。

けど、分断されるとリスクが多い。

  • 情報が途切れやすい
  • 施設や病院の引き継ぎが雑
  • 死後の費用が不透明
  • 相続でトラブル発生

だからこそ、シニアフルの
身元保証 × 死後事務 × 相続 × 不動産 × 葬儀(メモサ)
の一体型モデルは、全国的にも非常に珍しい。

家族がやるような流れを“1つの窓口で完結”できるのが最大の価値です。

身元保証は「弱者支援」のようでいて、実は“誰でも必要”

身元保証=おひとり様
そんなイメージがありますが…

実際には

  • 子どもが遠方にいる
  • 子どもに迷惑をかけたくない
  • 家族に負担をかけたくない
  • 親の将来が不安
  • 施設から「保証人が必要」と言われた

こんな“小さな不安”がきっかけで相談される方が多い。

現代日本では、誰がいつ必要になってもおかしくない仕組みです。

最後に:身元保証は“安心の土台づくり”

身元保証とは、
あなたの人生の“土台を支える”ための保険のようなもの。

老後の不安は、放置すると雪だるまのように膨らむ。
でも、保証人が確保されるだけで、生活と人生が一気に安定します。

シニアフルでは、
身元保証だけで終わらず、
その後の“全部”を一つの窓口で支える体制を整えています。